院長通信 第3回 ~ド・ケルバン病~

第3回 【ド・ケルバン病】
 
 ド・ケルバン病とは、手の親指をたくさん使うことによって起こる腱鞘炎の1つです。親指を使うことにより、長母指外転筋(ちょうぼしがいてんきん)と短母指伸筋(たんぼししんきん)が橈骨茎状突起(とうこつけいじょうとっき)と伸筋支帯(しんきんしたい)の間で挟まれ、そこで摩擦が強くなることにより、炎症が起きて痛みが出てきます。

 特に産後の女性や親指を頻繁に使う人、スポーツでは、ラケットなどを強く握って手首の曲げ伸ばしを繰り返し行う者に起こることがあります。
 症状は、親指の運動の際に橈骨茎状突起やその前後に痛みが出現し、特に親指を伸ばしたり、開いたりしたときに痛みが強くなります。また、橈骨茎状突起周辺の腫れと筋肉の腱に沿っての圧痛(あっつう)があります。
 予防としては、親指を無理に使いすぎないようにすることです。そして、症状が出た時には、初期の段階で治療を行い、早めに治すことが大切です。
※圧痛…押したときに痛みが出ること。
あいはら鍼灸整骨院
  
相原 善行 

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