院長通信 第13回 〜大腿部筋(太もも)肉ばなれ〜


第13回【大腿部筋(太もも)肉ばなれ】

 肉ばなれとは、筋肉が部分的に断裂をしてしまい、痛みのために運動ができなくなり、時には動かすことも困難になります。
 大腿部の筋肉は、前側には大腿四頭筋…@大腿直筋(だいたいちょっきん)A中間広筋(ちゅうかんこうきん)B内側広筋(ないそくこうきん)C外側広筋(がいそくこうきん)…があり、内側には長内転筋(ちょうないてんきん)、短内転筋(たんないてんきん)、大内転筋(だいないてんきん)、薄筋(はっきん)があり後側にはハムストリング(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)があります。
 大腿部の部分は肉ばなれを起こすことが比較的に多い所です。
 スポーツの種目では、ダッシュなど短距離走ではハムストリング、ジャンプ競技では大腿四頭筋、サッカーや体操では内転筋に多いのです。


 スポーツの種目では、ダッシュなど短距離走ではハムストリング、ジャンプ競技では大腿四頭筋、サッカーや体操では内転筋に多いのです。
 断裂の原因は、
 @筋肉が収縮した時に、収縮の限界を超えて強く起こり断裂します。
 A筋肉が伸ばされた時に、通常より強く伸ばされたことにより断裂します。
 B筋肉は通常、前と後ろなどお互いに力を調整することにより、曲げたり伸ばしたりという動作を行います。例でいうと、膝を伸ばすときは膝を伸ばす筋肉(大腿部の前の大腿四頭筋)に力が入り、筋肉が収縮して膝が伸びます。この時、膝を曲げる時の筋肉(ハムストリング)は力が緩んで伸ばされます。この調整が上手くいかない事により、断裂を起こします。

 動作で言うと、ダッシュなどで地面を蹴る時、サッカーでボールを蹴るとき、ジャンプの時などで起こるのです。
 大腿部の中で最も肉ばなれを起こす頻度が高い場所は、ハムストリング、次いで大腿四頭筋です。
 症状は、傷めた筋肉の痛み、腫れ、押した時の痛み、また引きつる様な痛みが出ます。そして傷めた筋肉を伸ばしたり、運動させると痛みが強く起こります。時には、内出血を起こすこともあります。
 予防としては、普段から、大腿四頭筋やハムストリング、内転筋の筋肉のストレッチをしっかり行い、特に運動前後では、念入りに行うと良いでしょう。またバランス良く筋力強化を行うことも効果的です。
 そして、症状が出たときには、初期の段階で治療を行い、早めに治すことが大切です。


あいはら鍼灸整骨院
相原 善行 

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